捨てられる人も捨てられない人も『ハッピー・オールド・イヤー』

 


「ミニマルな生活を目指す」と強い気持ちのもと、断捨離を始めた女性ジーン。

モノを片づけ始めるが次第に気持ちに変化が見え始める。

タイの映画。


同じモノでも人から見ればゴミ。

でも自分にとっては宝物。

その逆もあるだろう。


もらったものは持ち主に返し始めるジーン。

受け取り喜ぶ人、怒り出す人。

反応は様々。


モノには魂が込められていると思う。


なぜここにあるのか。

誰が持ってきたのか。

どうしてまだあるのか。


モノが勝手にあるわけではない。

誰かがここに持ってきたからある。


モノを捨てるということは過去を見つめ、清算し、未来に進むための儀式。

わかっちゃいるんだけど捨てるのはつらい。

モノを捨てることなど自分には無理だと映画を見ただけで分かった。

ジーンのような強い気持ちは自分にはない


「モノを捨てるのと人を捨てるのは違う」

ジーンをまじかで見ていた友人の言葉が迫ってくる。


『断捨離』

『ミニマムな生活』

今を時めくお洒落な言葉の本質をゆっくりと静かにドキュメンタリーのように描いた映画。

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