『アルティメット・ブロンド』
ブロンド。
やわらかい黄色、ずかに赤みを帯びた黄色などの意味を持ち金髪の女性自体を呼ぶこともあるこの言葉にわたしは弱い。
同じくブロンドに弱い冴えない法廷会計士がたまたま立ち寄ったコンビニで出会った戦闘能力の高いブロンド美女と旅をするという何ともうらやましい出来事を描いたのが『アルティメット・ブロンド』だ。
ナターシャという名のブロンド美女は犯罪組織から報酬をピンハネしたことがばれて追われるという追う側にとってもどうでもいいような相手。
そのため追手も片手間なのか、ポンと現れてポンとやられる。
たまらないのはナターシャと逃げることになった法廷会計士ジミー。
ジミーは亡くなった兄の遺灰をまきたいために海に向かっていただけなのに、ナターシャと出会ってしまったがために、時折やってくる追手とナターシャのバトルに付き合い怖い目に合う。
しかしこの映画、迫りくる追手から命からがら逃げるアクション映画のようで、実はロードムービーなのだ。
追手から逃げる車の中でジミーとナターシャがそれまでのお互いの人生を語るうちに愛情とも友情とも違う奇妙な感情が芽生え始める。
偶然出会い、旅をすることになった全く違う人生を歩んでいた二人だが、
人生の岐路に立っていたという点で二人は共通していたのだ。
ジミーとナターシャが上半身裸になって「もう振り回されない」と大声を張り上げる。
それを受け止める広大なアメリカの大地。
ちょっぴりエッチで大好きだ。
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