『シーワールドZ』
水族館の動物がゾンビ化、凶暴化したらという斬新な発想の映画。
ただしCGによる迫力満点の映像が全盛の昨今において、ストップモーションアニメのような手作り感満載の映像が懐かしさを感じさせる2021年制作のアメリカ映画だ。
エデン動物園から調達した本来廃棄処分されるはずの薬を注射された大ダコが突然凶暴化飼育員を襲って逃走した。
その後水族館の生き物たちにも次々と感染。
飼育員たちを襲う。
ゾンビ化した生き物に襲われても襲われた飼育員はゾンビ化しない。
凶暴化したイルカはその凶暴性を表すようににやりと笑う。
セクシーシーンがない。
などなど、一般的なゾンビ映画とは違ったゾンビルールを持つ。
何かありそうで何もない、何か起きそうで何も起きない。
ゾンビ映画を期待するとハラハラドキドキとちょっぴりイライラが混じってしまうかもしれない映画。
ゾンビ化した動物たちが人間を襲う『ZOOMBIE ズーンビ』の続編映画。
『ZOOMBIE ズーンビ』の舞台となったエデン動物園もちらっと出てきており、『ZOOMBIE ズーンビ』を見るともっと楽しめる可能性もあるかもしれないし、ないかもしれない。
監督はグレン・R・ミラー。
グレン・ミラーと表記されることもあるが、ジャズミュージシャンのグレン・ミラーとは全くの別人。
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